NOISE 組織はなぜ判断を誤るのか? 上
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2021年12月 |
ISBNコード |
978-4-15-210067-2
(4-15-210067-2) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 314P 20cm |
シリーズ名 | NOISE |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 ビジネスや日常生活のさまざまな場面で、人や組織は判断、あるいは意思決定を行い、物事を前に進める。行動経済学の研究は、しばしばその過程で無意識の「バイアス」が入り込み、誤りや望ましくない結果を呼ぶことを明らかにしている。だが実は、判断や意思決定にはもう一つの罠があるという。「ノイズ」である。本書では、バイアスと並び、判断のエラーを引き起こす要因となるノイズにスポットを当てる。上巻では主にその発生原因や性質、発生のメカニズム、下巻で主にそれを予防する具体的な対策について論じている。バイアスが一定方向への判断の「偏り」であるのに対し、ノイズは、不規則な判断の「ばらつき」である。たとえば同じ患者に対し、複数の医師がばらばらの診断をしたり、裁判官がほぼ同じ内容の事案に、まったく異なる判決を下したりする現象だ。バイアスに比べ問題視されることは少ないが、ノイズはわれわれの思っている以上に多く、深刻な事態をもたらすことも少なくないという。著者のダニエル・カーネマン氏は認知心理学者。プリンストン大学名誉教授で専門は意思決定論および行動経済学。2002年にノーベル経済学賞受賞。オリヴィエ・シボニー氏はフランスHEC経営大学院教授。キャス・R・サンスティーン氏はハーバード大学ロースクール教授。バイデン政権で国土安全保障省の上級参事官に任命される。 |
商品内容
要旨 |
行動経済学の創始者カーネマンらが提言する、新しい意思決定論!組織やシステム内で生じる判断のばらつき、「ノイズ」。個人のバイアス(認知の偏り)と比べて見過ごされがちだが、時に甚大な悪影響を及ぼす。保険料の見積もりや企業の人事評価、医師の診断や裁判の判決など、均一な判断を下すことが前提とされる組織においてノイズが生じるのはなぜか?そしてノイズを減らすために私たちができることは何か?生産性の向上と社会的公平性の実現に向けて、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な組織のあり方を描く。 |
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目次 |
二種類のエラー |
出版社・メーカーコメント
保険料の見積りや企業の人事評価、また医師の診断や裁判など、均一な判断を下すことが前提とされる組織において判断のばらつき(ノイズ)が生じるのはなぜか? フェアな社会を実現するために、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な意思決定のあり方を考える