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ホロコーストとヒロシマ ポーランドと日本における第二次世界大戦の記憶

出版社名 みすず書房
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-622-09065-6
4-622-09065-1
税込価格 4,950円
頁数・縦 334,10P 20cm

商品内容

要旨

ナチ占領下ポーランド人のユダヤ人への対応の詳細、体制転換後のポーランド政治事情、アウシュヴィッツとヒロシマの関係、日本のホロコースト受容史など10編。

目次

第1部 ポーランドにおけるホロコーストの記憶(ユダヤ人大虐殺をめぐるポーランドの記憶―カトリック民族主義の視点から
「道義的問題が戸を叩く」―ユダヤ人大虐殺に対するポーランド人の姿勢
一九四六年七月四日、キェルツェのポグロム―ユダヤ人大虐殺の第四段階? ほか)
第2部 記憶のポリティクス(戦後七〇年を超えて―現代日本の「記憶のポリティクス」
“正義の人々”のポーランド共和国―ホロコースト期におけるユダヤ人救済をめぐる言説の構造と機能
ポーランド人と“アウシュヴィッツ”の近くて遠い距離)
第3部 ホロコーストと日本、世界とヒロシマ(日本におけるホロコーストの受容と第二次世界大戦の記憶―「ヒロシマ・アウシュヴィッツ」の平和主義言説
処刑人、犠牲者、傍観者―三つのジェノサイドの現場で
「ヒロシマ」というシンボルを再考する)

著者紹介

加藤 有子 (カトウ アリコ)  
名古屋外国語大学世界教養学部准教授。ポーランド文学、表象文化論。両大戦間期ポーランド文学、リヴィウの前衛運動、第二次世界大戦の記憶の比較研究(ホロコースト期の写真、日本の平和主義言説)。著書に『ブルーノ・シュルツ―目から手へ』(2012、2013年表象文化論学会賞)など。訳書にデボラ・フォーゲル『アカシアは花咲く』(2018、第6回日本翻訳大賞)ほか。ポーランド科学アカデミー文学研究所、アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館ホロコースト応用研究マンデルセンター、イェール大学マクミラン国際地域研究所、イェール大学フォーチュンオフホロコースト証言ビデオアーカイヴで客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)