記憶と風景 間文化社会ケベックのエクリチュール
出版社名 | 彩流社 |
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出版年月 | 2021年12月 |
ISBNコード |
978-4-7791-2796-0
(4-7791-2796-3) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 228P 19cm |
商品内容
要旨 |
本書はケベック文学を一望する体系的研究ではなく、筆者の心に留まった作品を「記憶」と「風景」というテーマで読解する。二十世紀初頭から現在に至るまでのケベック文学の主な傾向を概観する第一章を一読すれば、あとはどこから読んでもよい。ケベック州は、フランス系の移住者が新大陸に渡ってから四百年あまり、数多の困難を乗り越え、たくましく生きてきた地域。圧倒的な英語圏である北米大陸にありながら、仕事も日常生活も祖先から受け継いだフランス語で行い、多様な民族へと開かれた間文化社会を実現している。そこでは、文学はフランス語を維持し、異なる者同士が文化的背景について語り合い、理解し合うための重要な媒体となっている。 |
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目次 |
第1章 ケベック文学へのいざない―多様性に開かれるフランス語 |