• 本

講談最前線

出版社名 彩流社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-7791-2795-3
4-7791-2795-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 197P 19cm

商品内容

要旨

落語に講談に浪曲…その他の日本の芸能を寄せ集める空間でもあるので「寄席」でいい。オープン時には神田春陽先生にお世話になり、そしてそこから広がりを見せ、講談の会を多く開くようになった。オンタイムで聴いてきた講談、そして資料から知り得た講談、これからの講談の姿といったことを思いつくままに記す。ただし、東京の講談界についてがほとんどであり、偏った見方や意見になる可能性があるのは承知、反論や異論が出ることは覚悟のうえ。そこからまた、各人の講談の魅力が引き出せればいい。向島の寄席「墨亭」の席亭による講談論。

目次

今、本当に講談ブームなのか?
神田伯山は釈場を復活させるのか
最初に聴くなら何がいいのか、そして誰がいいのか
講談と落語との違いとは
張り扇と釈台の姿
貞水、松鯉に続く人間国宝は出るのか
2020年墓銘録
東京の講談界が二派に分裂している訳
天の夕づるの“ポルノ講談”とは何だったのか?
分裂し続ける上方講談界〔ほか〕

著者紹介

瀧口 雅仁 (タキグチ マサヒト)  
1971年東京都出身。演芸評論家。「墨亭」主宰。恵泉女学園大学、和光大学、早稲田大学エクステンションセンター講師。現在は朝日新聞で演芸情報、しんぶん赤旗で演劇評や書評を担当。ポニーキャニオンや日本コロムビアで落語や演芸に関するCDやDVDの監修を務める。2019年5月、墨田区東向島の化粧品店だった旧町屋を改築し、寄席「墨亭」としてオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)