父と私の桜尾通り商店街
角川文庫 い100−2
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2022年1月 |
ISBNコード |
978-4-04-111896-2
(4-04-111896-4) |
税込価格 | 704円 |
頁数・縦 | 263P 15cm |
商品内容
要旨 |
父のパン屋は人気だったことがない。母が騒動を起こして出て行ってから、焼いたパンの半分以上は捨てられる運命にある。残りの材料を使い切ったら店をたたもうと決めたある日、見知らぬ客が店にやってきた。イチゴジャムとマーガリンのコッペパンを、彼女はおいしいと言ってくれた―。些細な出来事から暴走しはじめる人間のあまりに純粋な情熱を描く表題作ほか、書籍初収録となる「冬の夜」を含む、芥川賞作家渾身の全7篇。 |
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出版社・メーカーコメント
違和感を抱えて生きるすべての人へ。不器用な「私たち」の物語。店を畳む決意をしたパン屋の父と私。引退後の計画も立てていたのに、最後の営業が予想外の評判を呼んでしまい――。日常から外れていく不穏とユーモア。今村ワールド全開の作品集!