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国家と実存 「ユダヤ人国家」の彼方へ

出版社名 彩流社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-7791-2797-7
4-7791-2797-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 300,5P 19cm

商品内容

要旨

「ユダヤ人」とは、民族なのか、それともユダヤ教の信徒なのか?「ユダヤ人国家」として建国されたイスラエルは、民族国家なのか、それとも宗教国家なのか?―“アイデンティティの問い”から照らし出す“国家”と“実存”の深層。

目次

1 ポストナショナリズムの精神史(“思想”とは何か
“精神史”とは何か
イエス、ポストナショナリズムの原点として
見果てぬ“共同性”への夢―あるいは異和感の由来
ハイブリッドの精神―土着/外来の対立を超えて)
2 国家と実存(方法としてのトルコ―あるいは“日本近代の逆説”をめぐって
ファシスト国家の起源―あるいは見果てぬ“共同性”への夢
“アジア”から“東洋”への転換―あるいは人種概念としての「アジア人」
実存的個人主義―“個人主義”と“私人主義”の根本的差異について
“表現”への航行(1)―ぼくはどうして『ポストナショナリズムの精神』を書いたのか ほか)
3 民族、言語、宗教、国家(「ユダヤ人国家」の彼方へ―ユダヤ人/ユダヤ教徒をめぐる言語論的考察)

著者紹介

立川 健二 (タツカワ ケンジ)  
1958年、埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。1982年、東京外国語大学フランス語学科卒業。1989年、東京大学大学院人文科学研究科(仏語仏文学専攻)博士課程中退。その間、サンケイスカラシップ奨学生としてパリ第3新ソルボンヌ大学(近代文学専攻)学士課程に、フランス政府給費留学生としてパリ第10ナンテール大学大学院(言語科学専攻)博士課程に留学。大阪市立大学文学部助手、東北学院大学教養学部助教授、文教大学国際学部教授を経て、2000年から在野の探究者。1990−97年、現代言語論研究会代表。言語思想史、言語学、記号論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)