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国家と音楽家

集英社文庫 な69−3

出版社名 集英社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-08-744355-4
4-08-744355-8
税込価格 858円
頁数・縦 413P 16cm

商品内容

要旨

ナチスに翻弄されたフルトヴェングラーとカラヤン。ムッソリーニに抵抗したトスカニーニ。スターリン圧政下を生き抜いたショスタコーヴィチとムラヴィンスキー。愛するが故に母国ポーランドを離れた名ピアニストたち―戦争と革命の時代、世界的名声を得た作曲家や演奏家は「音楽の力」を信じて権力者と対峙した。激突、妥協、沈黙、亡命、偽りの服従…極限状態での音楽家たちの生きざまを描く。

目次

第1章 独裁者に愛された音楽
第2章 ファシズムと闘った指揮者
第3章 沈黙したチェロ奏者
第4章 占領下の音楽家たち
第5章 大粛清をくぐり抜けた作曲家と指揮者
第6章 亡命ピアニストの系譜
第7章 プラハの春
第8章 アメリカ大統領が最も恐れた男
終章 禁じられた音楽

出版社・メーカーコメント

ある者は妥協し、ある者は対立を避け国外へ。戦争と革命の時代であった20世紀に、国家権力と対峙した音楽家たちの生きざまを描く。

著者紹介

中川 右介 (ナカガワ ユウスケ)  
1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌『クラシックジャーナル』、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手がける(2014年まで)。その一方で作家としても活躍。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲、漫画などにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)