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リスクを生きる

朝日新書 856

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-02-295165-6
4-02-295165-6
税込価格 858円
頁数・縦 173P 18cm

商品内容

要旨

競わず、裁かず、虐げず。いじめも査定もそろそろ終わりにしませんか?コロナ禍で何が変わり、何が変わらず、何を変えてゆくべきか。孤独が蔓延る競争社会、空洞化する高等教育、査定といじめの相似構造、人口減に対応できない資本主義。前作『コロナと生きる』から1年6カ月、第五波と第六波の間隙を縫って、哲学者と医者が再び向かい合った。感染症が可視化させたリスク社会を超克する知の対話がここに!

目次

第1章 感染症が衝く社会の急所(2021年10月21日、凱風館にて)(「わかっている」人ほどわかっていない感染症
急激な感染収束の理由とは
勝者が総取りする「東京的なゲーム」 ほか)
第2章 査定といじめの相似構造(2021年11月18日、凱風館にて)(孤独が蔓延る競争社会
人を意地悪にする査定的な眼差し
チームのパフォーマンスを上げるには ほか)
第3章 不条理を生きる(2021年12月16日、凱風館にて)(ダイヤモンド・プリンセス号動画配信で果たせた役割
情報を商品扱いするメディア
サイエンティフィック・マインドが欠けた学び ほか)

出版社・メーカーコメント

コロナ禍で変わったこと、変わらなかったこと、変わるべきことは何か。東京一極集中の弊害、空洞化する高等教育、査定といじめの相似構造、感染症が可視化させたリスク社会を生きるすべを語る、哲学者と医者の知の対話。

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年、東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授、昭和大学理事。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で第3回新書大賞、執筆活動全般について第3回伊丹十三賞を受賞。2011年に哲学と武道研究のための私塾「凱風館」を開設
岩田 健太郎 (イワタ ケンタロウ)  
1971年、島根県生まれ。神戸大学大学院医学研究科教授。島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院の研修医を経て同市ベス・イスラエル・メディカルセンター感染医フェローとなる。2003年、北京インターナショナルSOSクリニックで勤務。04年に帰国し、千葉県の亀田総合病院を経て、08年より神戸大学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)