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女性自衛官 キャリア、自分らしさと任務遂行

光文社新書 1191

出版社名 光文社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-334-04599-9
4-334-04599-5
税込価格 946円
頁数・縦 261P 18cm

商品内容

要旨

圧倒的に男性が多く、今なお「男性的」な構造が色濃く反映された組織に生きる「女性自衛官」。著者が自らの防衛省勤務経験を生かし、未だ全体の8%未満と超マイノリティである女性自衛官、中でも子育て経験のある幹部自衛官を対象としたインタビューを実施。彼女たちが任務を遂行する上で抱える課題、出産や子育てでぶつかる壁、それをどう乗り越え壊してきたのか―そして、自分の仕事をどのようにとらえてキャリアを形成してきたのかを通じて、日本社会で働く女性が共通して直面する葛藤やキャリア形成の問題点を、より鋭角的にあぶり出す。有事には「命を懸けてでもこの国を守る」と誓う母親たちが見出した、究極のワークライフバランスとは?女性自衛官の生の声を基に描いた、新・女性キャリア論。

目次

第1章 自衛隊、自衛官とは
第2章 なぜ自衛官の道を選んだのか
第3章 アイデンティティの源泉
第4章 自衛隊組織の特徴と女性自衛官のキャリア
第5章 幹部自衛官のキャリア
第6章 女性自衛官の壁
第7章 女性自衛官の仕事と子育て
第8章 自分らしいキャリア

著者紹介

上野 友子 (ウエノ トモコ)  
東京都生まれ。2011年、防衛省に防衛事務官として入省(現在、内閣府出向中)。2020年、法政大学大学院キャリアデザイン学研究科修士課程修了。国家資格キャリアコンサルタント
武石 恵美子 (タケイシ エミコ)  
茨城県生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(社会科学)。労働省(現・厚生労働省)、ニッセイ基礎研究所、東京大学社会科学研究所助教授を経て、法政大学キャリアデザイン学部教授。専門は人的資源管理論、女性労働論。厚生労働省労働政策審議会委員等を務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)