宗教遺産テクスト学の創成
出版社名 | 勉誠社 |
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出版年月 | 2022年3月 |
ISBNコード |
978-4-585-31008-2
(4-585-31008-8) |
税込価格 | 16,500円 |
頁数・縦 | 698P 27cm |
商品内容
要旨 |
「祈り」という人類の普遍的・根源的営みのなかで構築された宗教は、それを信仰し担う人々により、多種多様な形をもって大切に守られ、伝えられてきた。また、一方で、人間と宇宙の根源的な在り方を規定する拠り所であるが故に、世界認識における解釈の対立を生じさせ、時には宗教間の軋轢や破壊を呼び起こすきっかけともなった。「宗教遺産テクスト学」とは、人類によるあらゆる宗教所産を、多様な「記号」によって織りなされた「テクスト」とみなすことで、その構造と機能を統合的に解明し、人類知として再定義することを目的とし、「コト」と「モノ」を一体化する新たな学術領域である。宗教遺産を人類的な営みとして横断的かつ俯瞰的に捉え、ひと・モノ・知の往来により生成・伝播・交流・集積を繰り返すその動態を、精緻なアーカイヴ化により知のプラットフォームを構築することで、多様性と多声性のなかに位置づける。文理を超えた三篇七部、四十の論考により示される、人類の過去・現在・未来をつなぐ新視点。 |
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目次 |
第1篇 生成・動態の解明(源流と伝播のメカニズム―仏教文献・図像の源流および諸地域への伝播の解明 |