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2ひきのカエル そのぼうきれ、どうすんだ?

出版社名 徳間書店
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-19-865469-6
4-19-865469-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 〔31P〕 27×27cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 備えあれば患いなし 防災用品と一緒にいかがですか?

    2匹のカエルが池のど真ん中にいます。
    1匹はぼうきれを持っています。
    もう1匹がなんで持っているのか尋ねると、
    犬が襲ってきたときのためだと答えます。(笑)
    こんな池のど真ん中なのに?犬?
    この後も2匹の問答が続きます。それはまるで落語のよう。
    高学年向けのおはなし会にぴったりです。
    防災の日に備えて、一冊いかがでしょうか。

    (2022年6月2日)

商品内容

要旨

もりのおおきな池のすいれんのはっぱのうえに2ひきのカエルがいた。1ぴきは、ぼうきれをかかえている。「なんでそんなぼうきれをかかえてるのさ?」「犬がきたら、このぼうでバンバーン!って、やっちまうのさ」でも、池に犬がきたことはない。「いまはいないかもしれねえよ。でももし、やってきたら?」備えあれば、憂いなし!リアルなイラストとカエルたちのかけあいのギャップに思わずふきだす、ゆかいな絵本。ケイト・グリーナウェイ賞最終候補、ネスレ・スマーティーズ賞銅賞受賞作。5さい〜。

出版社・メーカーコメント

大きな池のまんなかの、スイレンの葉の上に、2ひきのカエルがいます。かたほうのカエルは棒を一本持っています。「なんで棒を持ってるん?」「犬がきたら、この棒でやっつけるんや」「でも、犬なんておらへんやんか」「池を泳いでくるかもしれん」「でも、この池で犬が泳いでるのなんて、見たことないで」「犬を散歩につれてきた飼い主が、ボールを池にほうるかもわからんぞ」……2匹がこんなやりとりをしているあいだに、周囲で起こっていたことは…? 「備えあれば憂いなし!」リアルなイラストが不気味で楽しい、読み聞かせで子どもたちが大喜びする絵本です。『かしこいさかなはかんがえた』など、独特のユーモアで読者を魅了するクリス・ウォーメルの代表作を、絵本作家はたこうしろうが地元の言葉で軽快に訳しました。

著者紹介

ウォーメル,クリス (ウォーメル,クリス)   Wormell,Chris
1955年イギリスのゲーンズボロに生まれる。美術学校の絵画教師をしていた父のもとで、絵を描き始める。広告やデザインの仕事で頭角をあらわし、1991年、息子のために作った初めての絵本『動物のアルファベット』(未訳)で、ボローニャ国際児童図書展のグラフィック賞を受賞した。ナショナル・アート・ライブラリーズ・イラストレーション賞受賞、ケイト・グリーナウェイ賞ノミネートなど受賞多数。絵はもちろんのこと、ひねりのきいた文章に対しても、高い評価を受けている
はた こうしろう (ハタ コウシロウ)  
絵本作家、イラストレーター。1963年兵庫県西宮市に生まれる。絵本の他、挿画、イラスト、ブックデザインも数多く手がけ、「ちいさなかがくのとも」(福音館書店)のロゴデザイン、シリーズ装丁、ブックデザインなども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)