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日本の知、どこへ どうすれば大学と科学研究の凋落を止められるか?

出版社名 日本評論社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-535-78950-0
4-535-78950-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 279P 19cm

商品内容

要旨

不毛な競争から豊かな共創へ。研究力の停滞とは一体何なのか。一体何が起きているのか。大学、企業、政府、地域社会、それぞれの立場から解きほぐして考えるための本。

目次

まえがき―国の懐具合と思い付きに振り回された20余年
大学改革―漂流し続ける政策
博士人材―能力を生かせぬ社会
大学と評価―数値至上主義の危うさ
企業の研究力―失われた長期的視点
入試改革―英語力向上目指し模索
大学と政治―無責任体制
科学技術基本計画―後退続く基礎研究
研究とは何か―政策が現場の力を奪う
大学院生は今―若者に過酷なシステム
研究不正―背景に根深い問題
データ争奪戦―拡大する大学間格差
在野研究―大学の外に広がる学問
地域との連携―大学を強くする
大学ガバナンス―自主性を阻む統制
中国とどう向き合うか―日本の命運を決める国
外から見た大学―孤立した存在からの変革
大学政策を考える―根拠に基づく立案を

出版社・メーカーコメント

日本の知が危機的な状況にある。過度の選択と集中で大学の研究費が不足し、多くの現場が疲弊しているからだ。その処方箋を探る。