岡村昭彦を探して ベトナム戦争を報じた国際報道写真家の光と影
出版社名 | 紀伊國屋書店 |
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出版年月 | 2022年8月 |
ISBNコード |
978-4-314-01192-1
(4-314-01192-0) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 405P 19cm |
商品内容
要旨 |
1964年、ベトナム戦争をいち早く報じ、一躍、時の人となった岡村昭彦。反戦を訴え、生命倫理を説くその活躍をまぶしく見ていた姪はしかし、現在では定説となっている逸話のところどころに違和感を覚えつづけた。そして、真の岡村昭彦の姿を求める旅が始まった。彼は何を語り、何を語らなかったのか―。これまで拾われてこなかった声をたどるなかで、ジャーナリストにとって、報道写真にとって“真実”とは何かという問いが立ちはだかる。丹念な取材から人間・岡村昭彦が浮かび上がるとともに、その生きた時代が見えてくる。 |
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目次 |
はじめに 時代の寵児 一九六四年夏 |
出版社・メーカーコメント
彼は何を語り、何を語らなかったのか――1964年、国際的に無名の日本人によるベトナム戦争の写真がアメリカの週刊グラフ誌「LIFE」で特集された。迫真のレポートは大きな反響を呼び、岡村昭彦は一躍、時の人となった。以後、澤田教一や一ノ瀬泰造をはじめ多くの若者たちがベトナム入りを果たすこととなる。反戦を訴え、生命倫理を説くその活躍をまぶしく見ていた姪はしかし、現在では定説となっている逸話のところどころに違和感を覚えつづけた。そして、真の岡村昭彦の姿を求める旅が始まった。これまで拾われてこなかった声をたどるなかで、ジャーナリストにとって報道写真にとって〈真実〉とは何か、という問いが立ちはだかる。丹念な取材から人間・岡村昭彦が浮かび上がるとともに、その生きた時代が見えてくる。