• 本

クレールとの夕べ/アレクサンドル・ヴォルフの亡霊

ロシア語文学のミノタウロスたち No01

出版社名 白水社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-560-09443-3
4-560-09443-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 357P 20cm

商品内容

要旨

亡命ロシア文壇でナボコフと並び称された作家の代表作二篇、本邦初訳。追憶に輝くクレールという未来、戦場で殺したヴォルフという傷―ロシア革命で敗走する白軍に身を投じ、パリへと流れる「ぼく」の記憶の物語。

出版社・メーカーコメント

追憶に輝くクレールという未来、戦場で殺したヴォルフという傷??ロシア革命で敗走する白軍に身を投じ、パリへと流れる「ぼく」の記憶の物語

著者紹介

ガズダーノフ,ガイト (ガズダーノフ,ガイト)   Газданов,Гайто
1903‐1971。サンクト・ペテルブルグでオセット人の両親のもとに生まれる。ハルキウ(ハリコフ)の中学在学時に革命が勃発。16歳で白軍に入隊し、ペレコープ地峡での激戦を経験。ブルガリアで中学を修了し、1923年に暮れに、亡命ロシア人が集まっていたパリに到着する。パリでは肉体労働者や夜間のタクシー運転手、学生、フリーメイソンとして生きるかたわら、1930年に第一長篇『クレールとの夕べ』を発表。同地の亡命文壇で有望な新人と目される。第二次大戦では対独レジスタンスに参加。戦後は冷戦下のミュンヘンで共産圏向けのラジオ放送に関わった。代表作に『夜の道路』(1952)など
望月 恒子 (モチズキ ツネコ)  
北海道大学名誉教授。専門は亡命ロシア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)