• 本

吸血鬼

角川文庫 さ78−6

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-04-111780-4
4-04-111780-1
税込価格 858円
頁数・縦 317P 15cm

商品内容

要旨

1845年、オーストリア帝国の支配下にあるポーランド。僻村ジェキに着任した役人ゲスラーは、若き妻を伴い陰鬱な地にやって来た。かつて文学青年だった彼は、愛国詩人でもある領主との交流を心待ちにしていたのだ。だがその矢先、村で次々に不審な死が発生し、人々は土俗的な迷信に怯え始める―独立蜂起の火種が燻る空気の中、人間の本質と恐怖の根源を炙り出す、恐ろしくも美しい物語。皆川博子氏と作者による解説を収録。

出版社・メーカーコメント

小さな村を震撼させる”吸血鬼(ウピール)”とは何なのか――?独立蜂起の火種が燻る、19世紀ポーランド。貧しい田舎の村に赴任することになった役人のヘルマン・ゲスラーと、若き妻・エルザは、赴任早々に村で次々に起こる、怪死事件と陰惨な因習にに驚愕する……。

著者紹介

佐藤 亜紀 (サトウ アキ)  
1962年新潟県生まれ。91年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。2003年『天使』で芸術選奨新人賞を、08年『ミノタウロス』で吉川英治文学新人賞を受賞。16年に発表した『吸血鬼』と19年に発表した『黄金列車』はそれぞれTwitter文学賞国内編第1位を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)