ロザムンド・ピルチャーが描くイギリスの田園風景と魅力的な人々。人生の転機は思いがけなくやってくる――よい出来事も、よくない出来事も人は人生の中にはあるだろう。そんなときにどんなふうに進んでいくのか。人々との出会いの中で、時に怒り、時になぐさめられ、時に喜びに満たされながら…。人の血の通う人々との交流。誰の心の中にもあるであろう、やさしさを描いたロザムンド・ピルチャーの描く小説は現在も多くの読者を魅了している。1990年代に初めて日本で紹介されたピルチャーの短篇集（晶文社刊）。多くの読者の心に届いた3冊の短篇集のソフトカバー新装版。本書はその3冊目となる。