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野蛮と宗教 2

市民的統治の物語

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-8158-1096-2
4-8158-1096-6
税込価格 7,480円
頁数・縦 394,18P 22cm
シリーズ名 野蛮と宗教

商品内容

要旨

西洋史の大きな物語―古典古代の崩壊にともなう「野蛮と宗教」の時代から、洗練された習俗・商業・主権国家に基づく「ヨーロッパ」へ―はいかにして形成されたのか。聖史を脱して博学と哲学を統合する多様な「啓蒙の語り」を読み解き、ギボンの知的文脈と独自性に迫るライフワーク。

目次

序説 初期近代の歴史叙述の多様性
第1部 「啓蒙の語り」の構築(ジャンノーネ―地中海中央部の法律家・自由思想家
ヴォルテール―啓蒙の世界像における新古典主義者・哲学者)
第2部 歴史的時代と歴史的国民(デイヴィッド・ヒュームとイングランドの哲学的歴史
ウィリアム・ロバートスンとヨーロッパ史)
第3部 市民社会の進歩(アダム・スミス―法学から歴史へ
アダム・ファーガスン―マキァヴェリアンの穏健派)
第4部 『衰亡史』の企て(啓蒙の語りと一七七六年の計画
「ギボンの暗黒時代」―一七六五〜七二年の著作 ほか)

出版社・メーカーコメント

西洋史の大きな物語――古典古代の崩壊にともなう「野蛮と宗教」の時代から、洗練された習俗・商業・主権国家に基づく「ヨーロッパ」へ――はいかにして形成されたのか。聖史を脱して博学と哲学を統合する多様な「啓蒙の語り」を読み解き、ギボンの知的文脈と独自性に迫るライフワーク。