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日本語からの哲学 なぜ〈です・ます〉で論文を書いてはならないのか?

犀の教室Liberal Arts Lab

出版社名 晶文社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-7949-7327-6
4-7949-7327-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 310P 19cm

商品内容

要旨

“である”と“です・ます”、二つの文末辞の違いを掘り下げていった末にたどり着いたのは、全く異なった二つの世界像=哲学原理だった。日本語からの哲学は可能か?文末辞からはじまる画期的な哲学入門。

目次

第1部 問題編(なぜこんなことを考えるか
なぜ論文を“です・ます体”で書いてはならないのか ほか)
第2部 国語学・日本語学編(「女子ども向き」説
「話し言葉」説 ほか)
第3部 日本語からの哲学編(“です・ます体”から“である体”へ
“である体”の人称的構造 ほか)
第4部 異論と展開編(文体と原理の関係
二分法を超えて ほか)

出版社・メーカーコメント

〈です・ます〉体で書き上げた論文が却下された著者が抱いた疑問。「なぜ〈です・ます〉で論文を書いてはならないのか?」 〈である〉と〈です・ます〉、二つの文末辞の違いを掘り下げていった末にたどり着いたのは、全く異なった二つの世界像=哲学原理だった。 国語学、日本語学の成果をふまえ、日本語で哲学することの可能性を追求した画期的な論考。〈である〉と〈です・ます〉それぞれが表す哲学原理とは? 愛、正義、ケアの概念は〈である〉で語るべきか、それとも〈です・ます〉で語るべきか? 世界には〈です・ます〉でしか描けないものがある。スケールの大きな思考実験にして、唯一無二の哲学入門。 「本書は(自分て?も驚くのた?か?)日本語の「て?す・ます」と「て?ある」について、たた?それた?けを論し?た本て?ある。た?か?、その結果として(これも驚いたことに)、全く異なった二つの世界像に到達する。この二つの世界像か?それそ?れと?のようなものか、それらにと?んな意味か?あるか、それを今ここて?示すのは難しい。その意味、というより、それらに何らかの意味か?あることを明らかにするためた?けに、これた?けの分量か?必要た?ったと言うしかない。もしその内実に関心か?あるという奇特な方か?いらっしゃったら、後は本文を読んて?貰うしかない。」(「まえがき」より)

著者紹介

平尾 昌宏 (ヒラオ マサヒロ)  
1965年、滋賀県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門は哲学、倫理学。立命館大学、佛教大学、大阪産業大学、追手門学院大学などで講師を務めるかたわら、邦訳スピノザ全集の計画に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)