• 本

古代史の定説を疑う

宝島社新書 656

出版社名 宝島社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-299-03459-5
4-299-03459-7
税込価格 1,210円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

教科書の改訂は4年に一度しかされず、学会で常識となった説が反映されるにはさらに長い期間を要する。そのため、私たちが「定説」と思っている歴史が、疑問視されているケースは少なくない。過去20年、発掘調査による新たな発見が相次ぐとともに、AIシミュレーションや古気候学、DNA解析などの科学的手法の急速な発展によって、新たな事実が解明されるようになってきた。本書では、最新発掘調査と最新学説から、新たな「古代日本の姿」を探る。

目次

第1章 旧石器時代〜縄文時代(人類はいつ日本列島に到達したのか
港川人は日本人の先祖なのか ほか)
第2章 弥生時代(日本の稲作はいつはじまったのか
日本の稲作は中国大陸から直接伝わったのか ほか)
第3章 古墳時代(ヤマト王権は邪馬台国を継承した王権なのか
初期ヤマト王権の大王は絶対君主ではなかった ほか)
第4章 飛鳥時代(蘇我氏と物部氏の対立の原因は仏教だったのか
崇峻天皇暗殺の首謀者は誰だったのか ほか)
第5章 奈良・平安時代(なぜ墾田永年私財法はつくられたのか
延暦寺は平安京の鬼門除けだったのか ほか)

出版社・メーカーコメント

2000年代から考古学的な発掘調査は飛躍的な発展を遂げている。新たな発掘成果は、古代史の何をどこまで明らかにしているのか。本書は、従来の説に一石を投じる近年のさまざまな発掘成果をもとに、古代史を時代別に整理・検証する内容です。最新研究から歴史の真実に迫る一冊。

著者紹介

瀧音 能之 (タキオト ヨシユキ)  
1953年生まれ。駒澤大学文学部歴史学科教授
水谷 千秋 (ミズタニ チアキ)  
1962年、滋賀県大津市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士課程満期退学(国史学)。博士(文学)。堺女子短期大学教授・副学長。日本古代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)