いのちがかえっていくところ
絵本・こどものひろば
出版社名 | 童心社 |
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出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-494-01582-5
(4-494-01582-2) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 31P 27cm |
商品内容
要旨 |
「すごいぞ、イワナだ!おおものだ」たもんは、ハアハアして、しんぞうがばくはつしそうだった。こえもでない。さかなをみると、手がふるえてきた…はじめてイワナをつり、はじめて命の重さを実感した少年の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
たもんはお父さんと、はじめてのイワナつりにやってきた。山の中の川、大きな淵で何度もエサをながすけれど、つれない。あきらめかけたとき、さおさきがグイグイッとまがった。さかながくいついたのだ。さかなはグイグイひっぱり、頭があつくなり、しんぞうがドッキンドッキンする。右に左におよぎまわるさかなと長くたたかったすえ、ついにたもあみの中にさかなをとりこんだ。「すごいぞ、イワナだ! おおものだ」はじめてつりあげたイワナだ。たもんは、ほおずりしたくなるほどいとおしかった。やがてお昼になると、「たもんのつったイワナをごちそうになるべ」と、お父さんはイワナをくしにさし、たき火でしおやきにした。たもんはむねがいたみつつ、ガブリとやった。「うまいよ!」話しかけるようにいうと、なみだがポロンとこぼれた……釣りを通していのちの躍動を感じ、そのいのちをおいしくいただくことで、初めていのちの大切さ、重さを実感する。そうした少年の心情を、繊細かつ力強く描く絵本です。