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神話研究の最先端

出版社名 笠間書院
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-305-70974-5
4-305-70974-0
税込価格 7,700円
頁数・縦 387,42P 22cm
シリーズ名 神話研究の最先端

商品内容

要旨

人類の精神の歴史において重要な位置を占める神話は、かつては人間精神の指導的立場を担ってきた。そして今もなお、古典の深奥に位置している。その神話はこれまで哲学、史学、文学をはじめ様々な分野の研究者が議論の対象としてきた。本論集も文学、哲学、考古学、宗教学、史学、心理学、文化人類学、仏教学、民俗学などの立場から、神話の概念、神話の背景、研究方法、個別の神話体系の研究、比較研究のそれぞれのテーマが21篇の論文によって探求される。

目次

第1章 神話的概念(神々の住まい―比較神話から
聖典と神話:現象学的研究)
第2章 神話の背景(巨人伝承考―モノ資料との関連を探究する
「ケルト」神話と「ケルト神話」―「ケルト神話」という語の妥当性について ほか)
第3章 神話研究の方法(世界神話の比較
仏教研究の方法と神話)
第4章 特定神話の研究(『古事記』・『日本書紀』神話と古代史研究
アンデスの存在論―山・人間・コンドル・風の連続性と複合性 ほか)
第5章 神話の比較研究(ヘエブラと西欧の男性版シンデレラ
天女が盗んだ穀物―中国西南少数民族と宮古島の穀物起源神話 ほか)