• 本

21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 下巻

草思社文庫 ピ2−2

出版社名 草思社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7942-2631-0
4-7942-2631-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 632P 16cm
シリーズ名 21世紀の啓蒙

商品内容

要旨

「ポピュリズムの隆盛で民主主義の死は決定づけられた」「人口増加により食糧危機がやってくる」「地球温暖化も核兵器拡散も解決の糸口はつかめていない」これらは本当だろうか。若い世代はポピュリズムを支持しておらず、衰退する可能性が高い。人口が増加しても、農業の進歩で飢餓に苦しむ人の数は大きく減少している。温暖化も核兵器も現実の脅威だが、GDPあたりの二酸化炭素排出量は減少し、世界の核兵器数は近年減少している。無限拠な衰退の予言の欠陥をデータに基づいて指摘し、啓蒙の理念による進歩を説く。世界をよりよいものにする意志に満ちた世界的ベストセラー。

目次

第2部 進歩(知識を得て人間は賢くなっている
生活の質と選択の自由
幸福感が豊かさに比例しない理由
存亡に関わる脅威を考える
進歩は続くと期待できる)
第3部 理性、科学、ヒューマニズム(理性を失わずに議論する方法
科学軽視の横行
ヒューマニズムを改めて擁護する)

出版社・メーカーコメント

世界中で議論を巻き起こした話題作、ついに文庫化!ビル・ゲイツ絶賛!「私の生涯の愛読書となる、新しい一冊だ」食糧事情から平和、人々の知能まで、多くの領域が啓蒙の理念と実践により改善されてきたことをデータで提示。ポピュリズムと二極化の時代の今こそ、この事実を評価すべきと説く。知の巨人ピンカーが驚くべき明晰さで綴る、希望の書。

著者紹介

ピンカー,スティーブン (ピンカー,スティーブン)   Pinker,Steven
ハーバード大学心理学教授。スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学でも教鞭をとっている。認知科学者、実験心理学者として視覚認知、心理言語学、人間関係について研究している。進化心理学の第一人者。主著に『言語を生みだす本能』、『心の仕組み』、『人間の本性を考える』、『思考する言語』(以上NHKブックス)、『暴力の人類史』(青土社)、『人はどこまで合理的か』(草思社)などがある。その研究と教育の業績、ならびに著書により、数々の受賞歴がある。米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」、フォーリンポリシー誌の「知識人トップ100人」、ヒューマニスト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。米国科学アカデミー会員
橘 明美 (タチバナ アケミ)  
英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学卒
坂田 雪子 (サカタ ユキコ)  
英語・フランス語翻訳家。神戸市外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)