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大逆転 ミステリーアンソロジー

朝日文庫 か75−1

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-02-265087-0
4-02-265087-7
税込価格 979円
頁数・縦 346P 15cm

商品内容

要旨

幼い命へ警鐘を鳴らす「ピクニック」。事故で記憶を失った主人公の素性に迫る「四〇九号室の患者」。廃墟と化した遊園地にある秘密の動物霊園の謎を追う「カマラとアマラの丘」など、6人の名手が紡ぎ出す極上のミステリー。その変幻自在なトリックを、あなたは見破れるか!?

出版社・メーカーコメント

日本探偵作家クラブの例会で朗読された作品で、著者が読者に挑む「達也が嗤う」。事故により記憶を失った主人公が自らの素性を求める「四〇九号室の患者」。ミステリーの名手6人が紡ぐ変幻自在なトリックを、あなたは見破れるか!?

著者紹介

初野 晴 (ハツノ セイ)  
1973年静岡県生まれ。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー
曽根 圭介 (ソネ ケイスケ)  
1967年静岡県生まれ。早稲田大学商学部中退。2007年、「鼻」で第14回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。同年、『沈底魚』で第53回江戸川乱歩賞を受賞し、ダブル受賞を果たす。09年、「熱帯夜」で第62回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞
一穂 ミチ (イチホ ミチ)  
2007年『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。以降、BL作品を精力的に刊行。一般文芸初の単行本『スモールワールズ』(講談社)が第165回直木賞候補に。同作収録の短編「ピクニック」は第74回日本推理作家協会賞短編部門候補となる
綾辻 行人 (アヤツジ ユキト)  
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。87年9月『十角館の殺人』で作家デビュー。「新本格ムーヴメント」の嚆矢となる。「館」シリーズで本格ミステリーシーンを牽引する。92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2018年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞
矢樹 純 (ヤギ ジュン)  
1976年青森県生まれ。『あいの結婚相談所』『バカレイドッグス』などの漫画原作を手掛ける。12年『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』でデビュー。20年、短編集『夫の骨』に収録された表題作で、第73回日本推理作家協会賞短編部門を受賞
鮎川 哲也 (アユカワ テツヤ)  
1919年東京生まれ。43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募集に『黒いトランク』が入選。以後、本格物の長短編を数多く発表。60年に『憎悪の化石』『黒い白鳥』で日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。2002年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)