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アメリカ研究の現在地 危機と再生

出版社名 彩流社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7791-2878-3
4-7791-2878-1
税込価格 3,850円
頁数・縦 363,21P 21cm

商品内容

要旨

現代のアメリカ理解には、20世紀後半のアメリカの変化―何がどう変わり、どこに向かっているのか―を知らねばならない。文学・歴史・政治・社会分野の研究者26人の論文とコラムによって描き出された多角的視点のアメリカ論。

目次

序 生まれ変わるアメリカ―学問としての挑戦
第1部 アメリカ研究の原点と現在(二一世紀初頭の「建国の父祖ブーム」とアメリカ革命史研究の軌跡
アメリカ・ポピュリズム研究の「政治学」―リチャード・ホーフスタッター『改革の時代』とマッカーシズム ほか)
第2部 「アメリカの世紀」の誕生と衰退(長老派内の伝統に根ざす二つのアメリカ観―オバマとトランプのアメリカの起源
使用されうる過去―二〇世紀のアメリカン・ルネサンス再考 ほか)
第3部 トランスナショナルな核の遺産―文学、思想、環境(重なる風景、移植される悲劇―ナオミ・ヒラハラのマス・アライ・ミステリー・シリーズにおけるトラウマと帰属
水爆実験をめぐる一九五八年の訴訟―ライナス・ポーリングと日本の遠洋漁業者をつないだ反核思想 ほか)
第4部 ボーダーランズからアメリカを問う(北米先住民の米加ボーダーランズ―メディスン・ラインと一九世紀末〜二〇世紀初頭の米加国境
「西部文学」から『エコトピア国の出現』へ―伝統と変革の「西部」 ほか)
第5部 ポスト・グローバル世界と超域アメリカ研究(南部連合にまつわる記念碑をめぐる問題―空間と景観の公平化に向けて
環境作家たちの「市民の不服従」―エコソーシャル・ヴィジョンの継承をめぐって ほか)

著者紹介

伊藤 詔子 (イトウ ショウコ)  
広島大学名誉教授
中野 博文 (ナカノ ヒロフミ)  
北九州市立大学教授
肥後本 芳男 (ヒゴモト ヨシオ)  
同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)