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公教育で社会をつくる ほんとうの対話、ほんとうの自由

出版社名 日本評論社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-535-56422-0
4-535-56422-1
税込価格 1,870円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

学校が変われば、世界は変わる。「決められたことを教え・学ぶ」学校から、「異なる他者と共に生きる力を育む」学校へ。

目次

第1章 教育にとって「自由」とは何か?(そもそも「自由」ってなに?「市民社会」とどういう関係があるの?
他者の「自由」を侵害しなければ、何をしても「自由」なの? ほか)
第2章 共生社会のアクターを育てる―オランダの事例から(これからの時代を生き抜いていくために必要なのは、どんな力でしょうか?
日本の学校では、いまのところ、「対話」がほんとうの意味で重視されているとは言えません。 ほか)
第3章 学校で「自由」をつくり合う(これからの公教育のベースとして教育関係者が共有すべきビジョンや価値とは、どのようなものでしょうか?
学校で扱う内容のうち、とくに重要なことは何でしょうか? ほか)
第4章 学校文化をシフトする―管理から信任へ(未来に向けて学校を変革していくうえで、従来の学校に支配的だった「管理」文化を、どんな文化に変えていけばいいのでしょうか?
学校を信任し独立性を保障した場合、教育の質が落ちる心配はないのでしょうか。「教育の自由」が極めて大きく認められているオランダでは、教育の質をどう担保しているのですか? ほか)
第5章 鼎談 公教育の構造転換を目指して

出版社・メーカーコメント

公教育の目的は、対話の力をもった市民を育み、民主社会の基礎をつくること。そのためにどんな学校文化が必要か、力強く提言!

著者紹介

リヒテルズ 直子 (リヒテルズ ナオコ)  
1955年下関に生まれ福岡に育つ。九州大学大学院博士課程修了。専攻は比較教育学・社会学。1981〜96年マレーシア、ケニア、コスタリカ、ボリビアに居住後、96年よりオランダに在住。翻訳、通訳、執筆業の傍ら、オランダの教育および社会事情に関する調査、著述、科研費共同研究などを行う。また日本各地で講演活動、オランダ人研究者や専門家を伴ってのシンポジウム等のコーディネートを行うほか、オランダにおいては各種団体の視察企画に協力、日本人向け教育研修も企画・実施してている。グローバル・シチズンシップ・アドバイス&リサーチ社代表、日本イエナプラン教育協会特別顧問(設立時代表)
苫野 一徳 (トマノ イットク)  
1980年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専攻は哲学・教育学。早稲田大学教育・総合科学学術院助手などを経て、熊本大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)