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被差別部落に生まれて 石川一雄が語る狭山事件

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-00-024550-0
4-00-024550-3
税込価格 2,750円
頁数・縦 275P 19cm

商品内容

要旨

戦後を代表する冤罪事件「狭山事件」。被差別部落に生まれた、ただそれだけの理由で石川一雄は殺人犯として逮捕された。貧困ゆえの無学に苦しんだ生い立ち、三二年に及ぶ獄中生活と部落問題への眼ざめ、仮出獄後も続く無罪を勝ち取るための闘い―その半生を辿りながら、部落差別が冤罪を生み出したことを明らかにする。

目次

第1章 狭山で生まれた少年―仕事と青春(一雄の生まれた被差別部落
誕生―父と母 ほか)
第2章 つくりあげられた「犯人」(突然の逮捕
「狭山事件」 ほか)
第3章 文字の習得と“部落解放”への目覚め―東京拘置所時代(死刑判決
文字を学ぶ―“看守さん”との出会い ほか)
第4章 労働と闘いの日々―千葉刑務所時代(上告棄却決定まで
千葉刑務所へ ほか)
第5章 「見えない手錠」をはずすまで(刑務所を出る
三二年ぶりの帰宅 ほか)

出版社・メーカーコメント

戦後を代表する冤罪事件「狭山事件」。被差別部落に生まれた、ただそれだけの理由で石川一雄は殺人犯として逮捕された。貧困ゆえの無学に苦しんだ生い立ち、三〇年に及ぶ獄中生活と部落問題への眼ざめ、仮釈放後も続く無罪を勝ち取るための闘い−−その半生を辿りながら、部落差別が冤罪を生み出したことを明らかにする。

著者紹介

黒川 みどり (クロカワ ミドリ)  
早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。博士(文学)。現在、静岡大学教授。日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)