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歴史の観念 新装版

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-314-01198-3
4-314-01198-X
税込価格 4,950円
頁数・縦 402P 22cm

商品内容

要旨

「歴史」とは何か―ヘロドトスからデカルト、ヘーゲル、クローチェ、トインビーらにいたる歴史観の変遷を踏まえながら、独自の歴史哲学を構想する名著。

目次

第1部 ギリシャ・ローマ修史(神権政治的歴史と神話
ヘロドトスによる科学的歴史の創始
ギリシャ思想の反歴史的傾向
歴史の性質と価値についてのギリシャ的考え方
ギリシャの歴史研究法とその限界
ヘロドトスとツキディデス
ヘレニズムの時代
ポリュビオス
リヴィウスとタキトゥス
ギリシャ・ローマ修史の特性)
第2部 キリスト教の影響(キリスト教的観念の影響力
キリスト教的修史の特性
中世の修史
ルネサンスの歴史家
デカルト
デカルト派の修史
反デカルト学説(1)ヴィーコ
反デカルト学説(2)ロック、バークレー、ヒューム
啓蒙運動
人間的自然に関する学)
第3部 科学的歴史の出発(ロマン主義
ヘルダー
力ント
シラー
フィヒテ
シェリング
ヘーゲル
へーゲルとマルクス
実証主義)
第4部 科学的歴史(イギリス
ドイツ
フランス
イタリア)
第5部 結論(人間性と人間の歴史
歴史的想像
歴史的証拠
過去の経験の追体験としての歴史
歴史の主題
歴史と自由
歴史的思考が生む進歩)

著者紹介

コリングウッド,R.G. (コリングウッド,R.G.)   Collingwood,R.G.
1889年生まれ。4歳でラテン語、6歳でギリシャ語を学んだ早熟の俊才で、1902年に名門ラグビー校に入学。ついでオックスフォード大学に学び、1935年から41年にかけて同大哲学教授。1943年逝去。その死は、「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ネイチャー」誌で深く追悼された
小松 茂夫 (コマツ シゲオ)  
1921年京城(ソウル)に生まれる。1944年東京大学文学部哲学科卒業。同大学大学院修了。学習院大学文学部哲学科教授(イギリス哲学)などを歴任。1980年逝去
三浦 修 (ミウラ オサム)  
1925年、東京に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科修了。早稲田大学名誉教授。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)