隣国の発見 日韓併合期に日本人は何を見たか
筑摩選書 0256
出版社名 | 筑摩書房 |
---|---|
出版年月 | 2023年5月 |
ISBNコード |
978-4-480-01774-1
(4-480-01774-7) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 284P 19cm |
商品内容
要旨 |
日韓併合期(一九一〇〜一九四五年)の日本人のなかには、朝鮮の人や自然や文化を体験し、観察し、優れたエッセイを残した者たちがいた。谷崎潤一郎はその風景を「純然たる日本画の絵の具の色」と描き、柳宗悦や河井寛次郎は人々の生活ぶりに理想郷を見出した。新渡戸稲造が「彼等は実に有史以前に属するものなり」と断じた一方、安倍能成はステレオタイプと格闘した。植民地支配の産物として顧みられなかったこれらの作品を読み直し、日本人が発見した隣国の姿を浮かび上がらせる。 |
---|---|
目次 |
第1章 朝鮮の山河(海峡を越えて |
出版社・メーカーコメント
日韓併合期に朝鮮に暮らした日本人は、その自然や文化に何を見たのか。安倍能成、浅川巧ら優れた観察者のエッセイを通じて、朝鮮統治期に新たな光を当てる。