• 本

ヤギと少年、洞窟の中へ

出版社名 スイッチ・パブリッシング
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-88418-618-0
4-88418-618-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 1冊(ページ付なし) 26cm

商品内容

要旨

忘れものがたり。沖縄戦で亡くなったひめゆりの生徒二百十一名に捧ぐ。

出版社・メーカーコメント

池澤夏樹と黒田征太郎という日本を代表する 2 人の作家が、広島市に残る被爆建物、旧広島陸軍被服支廠をテーマに 2022 年に刊行した絵本『旅のネコと神社のクスノキ』。それから 1 年の時を経て、両名による戦争と平和を伝える新たな絵本が誕生します。その名も『ヤギと少年、洞窟の中へ』。沖縄のガマ(洞窟)をテーマに暗い洞窟の中で命を落とした人々の悲しみを、一人の少年の視線を通して伝えます。さらに巻末では、後に「ひめゆり学徒隊」と呼ばれる、看護要員として沖縄陸軍病院に動員され、沖縄戦で亡くなった師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒たちの名前を紙碑として刻みます。池澤夏樹が沖縄のガマを舞台とした物語を紡ぎ、黒田征太郎が闇を描いた、忘れてはいけない物語。

著者紹介

池澤 夏樹 (イケザワ ナツキ)  
1945年北海道帯広市生まれ。詩人、小説家、翻訳家。1988年『スティル・ライフ』で芥川賞、1992年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞、2021年フランス芸術文化勲章「オフィシエ」など受賞
黒田 征太郎 (クロダ セイタロウ)  
1939年大阪府大阪市生まれ。画家、イラストレーター。1945年の神戸市空襲でB‐29の爆弾で自宅が被災する。1961年に早川良雄デザイン事務所勤務を経て、1966年に渡米。帰国後の1969年に長友啓典とケイツー(K2)を設立。野坂昭如の『戦争童話集』を出版。「忘れてはイケナイ物語り」プロジェクトや核兵器廃絶を訴える「ピカドンプロジェクト」など平和に関する活動も積極的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)