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災禍の時代の社会学 コロナ・パンデミックと民主主義

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-13-053034-7
4-13-053034-8
税込価格 2,860円
頁数・縦 279P 19cm

商品内容

要旨

コロナ・パンデミックは、世界が抱えていた課題を顕在化・増幅させた―。格差の拡大、社会的弱者への対応の不備、社会的孤立、ジェンダーの不平等、そして民主主義の危機。この時代に現出した諸問題に、社会学が正面から取り組み、強靱な民主主義社会の未来を展望する。

目次

1 災禍が拡大した格差と孤立(コロナ・パンデミックと雇用格差
コロナ・パンデミックとジェンダー格差
コロナ・パンデミックと教育政策
コロナ・パンデミックと住宅問題
コロナ・パンデミックと日本の自殺)
2 民主主義社会のゆらぎと危機(コロナ禍は民主主義国への評価を低下させたか
新しい介入主義に市民社会はどう対峙するか
危機に瀕する民主主義―ヴァイマル共和国の歴史から考える
民主主義の二つのかたちと日本の選択―小論文教育から考える価値観と市民像
社会のゆらぎと社会理論のゆくえ
文化戦争と文系学問の危機)
3 未来をどのように創るか(“生”を包摂する社会へ―ケアとジェンダーの視点から
モビリティーズと“共”の社会理論
持続可能な民主主義へ向けて
ウィズコロナ、ウィズAI時代の民主主義と社会学5.0の誕生
災禍の時代を超えて―孤立から語り合う世界へ)

著者紹介

有田 伸 (アリタ シン)  
東京大学社会科学研究所教授
筒井 淳也 (ツツイ ジュンヤ)  
立命館大学産業社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)