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中井久夫拾遺

出版社名 金剛出版
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-7724-1981-9
4-7724-1981-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 379P 20cm

商品内容

要旨

目鼻のつかない病気などあるものか。きらびやかな感性と卓越した観察眼を高度の平凡性にかえて「義」を貫いた精神科医の生涯とその治療観をたどる。

目次

第1部 中井久夫の生涯をたどる(戦時下の小学校では遊びの自由もありにくかった
インタビュー『甲南Today』―文化功励者ご顕彰記念インタビュー
インタビュー『ドクターズマガジン』―ドクターの肖像
あとがき 楡林達夫『日本の医者』などへの解説とあとがき
あとがき『新版 精神科治療の覚書』)
第2部 精神科治療をめぐって(対談 市橋秀夫『精神科治療の覚書』をめぐって(コメント=なぜ彼の言葉は私たちの心を打つのか―市橋秀夫)
エッセイ 伝統と病気―精神科領域から
論文 リュムケとプレコックス感(コメント=中井久夫さん、お疲れ様―清水將之) ほか)
第3部 付録(マニュアル『精神科治療への手引』より
マニュアル 往診マニュアル(コメント=精神科をたがやす―中井久夫先生のご逝去を悼む―星野弘)
エッセイ 無人島物語ノート:エピローグ 新伊丹住宅地のトトロたち)

著者紹介

中井 久夫 (ナカイ ヒサオ)  
1934年1月16日、奈良県天理市に生まれ、兵庫県(宝塚市、伊丹市)に育つ。1959年京都大学医学部卒業。1985年第1回芸術療法学会賞。1989年『カヴァフィス全詩集』で読売文学賞。1996年『家族の深淵』で毎日出版文化賞。2013年文化功労者。2022年8月8日逝去、死没日付をもって従四位に叙され、瑞宝中綬章を追贈された
高 宜良 (コウ ウイリャン)  
1965年大阪市に生まれ、宝塚市に育つ。2022年こう心療クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)