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評伝・西山夘三 20世紀の「すまい」を創った建築家

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-8140-0495-9
4-8140-0495-8
税込価格 4,950円
頁数・縦 496P 22cm

商品内容

要旨

問う、わたしたちの「くらし」を―。生活の風景を一変させた建築界の巨人が、生涯をかけて考えつづけたグランドデザインと生活のリアル。それは果たして、わたしたちの「しあわせ」につながったか?街を描くよろこびと、その苦悩を詰め込んだ大著。

目次

第1部 戦前戦中期―すまいの研究者を目指して(生涯にわたる六冊の自伝 自伝執筆が物語るもの
西山の離陸、三高から京都帝大へ
近代建築運動を生み出した工業社会
住宅調査に基づく研究方法論
戦時社会政策と総力戦体制
戦時社会政策の虚構)
第2部 戦後復興期―戦後の混乱の中で(終戦を迎えて
京都は“非戦災都市”だったのか
京大職組初代委員長として
波乱に満ちた新日本建築家集団(NAU)の結成
民主主義化学者協会(民科)と国民的建築学)
第3部 高度成長期以降―高度経済成長の波に抗して(調査研究から計画立案へ
高度経済成長と国土計画の時代
京都計画1964が意味するもの
新全総が破綻、総合点検作業へ
まちづくり運動への参加の中で
西山は20世紀をどう生きたか)

著者紹介

広原 盛明 (ヒロハラ モリアキ)  
1938年旧満州ハルビン市生れ。1965年京都大学大学院工学研究科博士課程退学、西山研究室の助手となる。1971年京都府立大学住居学科助教授、1985年同教授、1992〜98年同大学長を務める。2000〜10年龍谷大学法学部教授(都市政策)。工学博士、一級建築士、技術士(都市計画・地方計画)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)