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低い月、高い月 月の文学、物理の月

出版社名 藤原書店
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-86578-399-5
4-86578-399-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 361P 20cm

商品内容

要旨

月という物体は、古来より多くの人が詩や文学で語り、科学者は物理現象として究明してきた。本書は、文学者としての著者が、物理と文学を融合して、「人間にとって月とは何か」を描いた渾身の労作である。

目次

第1章 動く月(月は動いているか
月の光は目に見えるか
月はどうして遠くを思わせるのか
月は遠いか近いか)
第2章 月光の装い(月下の眺めは鮮やかか
月光で個は識別できるか
正午に月は見えるか
月の矢は太陽を射るか
着衣の月)
第3章 芭蕉の月、蕪村の月(芭蕉が明石・須磨で見たのはどのような月であったか
芭蕉は「方向」音痴であったか
御油・赤坂の句の「作者」はどこにいたか
蕪村の「月は束に」の月はどのような月か)
第4章 低い月、高い月(低い月、高い月
月天心とは
年間をつうじて月の高度はどのように推移するか
月はどこから昇りどこに沈むか)

著者紹介

津川 廣行 (ツガワ ヒロユキ)  
1951年青森市に生れる。2017年4月大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)