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クニオ・バンプルーセン

出版社名 新潮社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-10-439310-7
4-10-439310-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 221P 20cm

商品内容

要旨

日本文学を愛した男。軍人の父を愛しながら、戦争を憎み、文学にかけた歳月。その人生こそ美しい小説である。

出版社・メーカーコメント

この国の美しさは文学にある。この著者でしか味わえない格調に充ちた長篇。米兵の父は敵のミサイルの囮となり、「ニッケル」と呼ばれる戦闘機のパイロットだった。ベトナムから奇跡の生還を果たした父と日本人の母と基地で暮らすクニオは長じて日本文学に魅せられ、編集者を志す。新人と大物作家、海外翻訳家の伴走など仕事と理想に捧げた男の生涯。この著者でしか味わえない格調に充ちた長篇小説。

著者紹介

乙川 優三郎 (オトカワ ユウザブロウ)  
1953年東京生まれ。外資系ホテル勤務などを経て1996年小説家デビュー。2001年『五年の梅』で山本周五郎賞。2002年『生きる』で直木三十五賞。2013年初の現代小説『脊梁山脈』で大佛次郎賞。2016年『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞。2017年『ロゴスの市』で島清恋愛文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)