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樹液を吸い取る政治 医療・社会保障充実を阻むものとの訣別へ

出版社名 あけび書房
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-87154-238-8
4-87154-238-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 207P 21cm

商品内容

要旨

世界に冠たる国民皆保険制度のある日本なのに、新型コロナ感染症では全国で救急患者の受入不能、自宅療養・在宅死が頻発。コロナ禍に医療体制が十分機能しなかった原因の検証なく、医療費抑制策が続き公立公的病院潰しなど医療崩壊が進む…その一方で国民に負担を強いるマイナ保険証、軍事費倍増はじめ“樹液を吸い取る政治”が終わらない病因にメスを入れる!

目次

第1章 “樹液を吸い取る政治”にメスを入れる(医療制度の問題に気づくまで
高岡善人先生との出会い
医療費抑制で樹液を吸い取る
日本は医師の絶対数が不足
医療事故と過労死の背景)
第2章 日本の低投票率を診断する(このままでは日本は消滅する
日本の歴史から振り返る
だまされやすい国民性
世界から遅れた教育
あきらめが肝心でもあきらめない)
第3章 増悪する軍拡と医療崩壊の合併症(樹液を吸い取る政治が日本の侵略戦争の根本に
憲法9条は徐々に変質
悩ましい国民性を診断する
忖度するメディア)
第4章 医療再生の処方せん(一丁目一番地は医師数不足の解決
医師の働き方改革実現のために→実効性あるタスクシフト、フィジシャンアシスタント導入
医学教育見直し→臨床教育充実 メディカルスクール導入、国試複数回
家庭医療制度の導入
医療人が変わらなければ
社会的共通資本、プランBとしての医療
医療基本法・患者の権利法制定)

著者紹介

本田 宏 (ホンダ ヒロシ)  
1954年福島県郡山市生まれ、1979年国立弘前大学医学部卒、1989年埼玉県済生会栗橋病院外科部長、2015年3月外科医引退。現在NPO法人医療制度研究会理事長、日本医学会連合労働環境検討委員会委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)