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村上春樹の現在地 『街とその不確かな壁』まで

出版社名 彩流社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-7791-2939-1
4-7791-2939-7
税込価格 2,530円
頁数・縦 258P 19cm

商品内容

要旨

引き裂かれた村上春樹―文学とダークファンタジー。『ノルウェイの森』などで青春小説の頂点に達した村上は、その後、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』などの怪奇な場面を描くダークファンタジーの世界へと傾斜していった。新作『街とその不確かな壁』は村上ワールドに変化の兆しが見られる。これから彼は何処へ向かうのか!

目次

川本三郎の書評を読む
第1部 文学としての村上春樹(剽窃とスポンテニアス―村上春樹の方法
幻視から幻想世界へ―転換点としての『ダンス・ダンス・ダンス』、そして『ねじまき鳥クロニクル』へ
『ノルウェイの森』の系譜―源流としての『街と、その不確かな壁』から『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』まで)
第2部 エンターテインメントとしての村上春樹(ダークファンタジーとしての『ねじまき鳥クロニクル』
『海辺のカフカ』について)
結局、村上春樹とはどのような作家なのか
補論 『街とその不確かな壁』が明らかにしたこと