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一万両の首 鍵屋ノ辻始末異聞

出版社名 講談社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-06-533469-0
4-06-533469-1
税込価格 2,310円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

要旨

寛永七年―。事の始まりは備前岡山藩で発生した殺人事件。主君の寵愛を受ける小姓を斬殺し逃亡した河合又五郎は江戸に逃れ旗本・兼松又四郎に匿われた。一方、江戸の長屋に暮らす浪人・市岡誠一郎。用心棒などで糊口を凌ぐ日々の中「腕の立つ剣客を求めている」という呼びかけで、とある旗本の屋敷を訪れる。

出版社・メーカーコメント

時は寛永、戦乱の世からわずか15年。男たちが自らの生き様を貫けた最後の時代。「日本三大仇討ち」の裏にあったのはここでしか生きられなかった武士(もののふ)の矜持(プライド)。生きるため、命はとうに棄てた男たち。たったひとりの小姓の命から巻き起こる、旗本8万騎vs外様大名31万石vs浪人(アウトロー)10万人の激突。寛永7年。事の始まりは備前岡山藩で起きた殺人事件だった。主君の寵愛を受ける小姓を惨殺し、追われる身となった河合又五郎は江戸に逃れ、旗本・兼松又四郎に匿われる。一方、江戸の長屋に暮らす浪人の市岡誠一郎。用心棒などで糊口を凌ぐ日々の中「腕の立つ剣客を探している」という呼びかけで、ある屋敷を訪れることになる。河合又五郎、兼松又四郎、そして市岡誠一郎。3人の武士がそれぞれの矜持が相まみえるとき、本当の「戦国」が終わる。日本三代仇討ち「鍵屋ノ辻の決闘」の背景には、本物の侍がいた。『藁の楯』『アウト&アウト』の著者が初めて挑む「もうひとつ」の真実を描く「新・時代小説」

著者紹介

木内 一裕 (キウチ カズヒロ)  
1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(’13年映画化)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)