• 本

老いと創造 朦朧人生相談

講談社現代新書 2728

出版社名 講談社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-06-534093-6
4-06-534093-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録!

目次

1 老いについて
2 死について
3 人間関係について
4 芸術について
5 仕事について
6 禅について
7 自分について
8 運命について

出版社・メーカーコメント

異次元なのに腑に落ちる、唯一無二の人生相談!「定年後、居場所がなくなるのが不安です」「子どもの頃から死ぬのが怖いのですが」「友だちは必要ですか?」「絵の見方が分かりません」……などの質問に、文と絵で回答。横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録!<本書の内容>−−定年後、居場所がなくなるのが怖いのですが。生きている限り、今、自分の立っている場所が居場所です。−−衰えていく親を、どこまでケアすべきでしょうか?僕は、母が家を売って得たわずかなお金を持ってヨーロッパ旅行をし、有り金全部を使い果たして帰ってきたら、母はがんで入院していました。この質問に答える資格は僕にはありません。−−孤独が怖いです。どうすればよいでしょうか?孤独は創造の原点です。孤独を恐れるもの、避けるべきものと決めつけた人は、孤独の何たるかを知らない人です。孤独の前には、巨大な光り輝く太陽があるのです。−−絵やイラストを上手く描くコツを教えてください。インファンテリズム(幼児性)をいつまでも失わなかったのがピカソです。ピカソに言わせれば、子どものような下手な絵こそ上手い、ということになります。−−仏教をどのように学びましたか?僕は毎週、週刊誌を何冊か読みます。そこには「因果応報」「自業自得」の実例が、スキャンダル記事となって満載されているからです。

著者紹介

横尾 忠則 (ヨコオ タダノリ)  
1936年兵庫県生まれ。美術家。72年にニューヨーク近代美術館で個展。2012年、神戸市に兵庫県立横尾忠則現代美術館開館。2013年、香川県に豊島横尾館開館。95年に毎日芸術賞、11年に旭日小綬章、朝日賞、15年に高松宮殿下記念世界文化賞、20年に東京都名誉都民顕彰、23年に日本芸術院会員。著書に、小説『ぶるうらんど』(第36回泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(第32回講談社エッセイ賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)