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魂の語り部ドストエフスキー

出版社名 作品社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-86793-012-0
4-86793-012-1
税込価格 2,970円
頁数・縦 202P 20cm

商品内容

要旨

偉大な作家の始原とは何かに迫る、渾身の文芸批評!理想に挫折し、シベリアの監獄で書かれた『スチェパンチコヴォ村とその住人』、文壇復帰後の『死の家の記録』、『夏象冬記』、『地下室の手記』などを通じて、「魂の語り部」としてのドストエフスキーの姿がはじめて現われる。

目次

第1章 「新しい村」造りの破綻―『スチェパンチコヴォ村とその住人』(もつれた結婚話
フォマー・フォミッチ・オピースキン
「新しい村」造り)
第2章 ナロードから学ぶ―『死の家の記録』(ニヒリズム体験
ナロードの発見
房舎での「自由」)
第3章 「土地主義」宣言(兄ミハイル、弟フョードル
予約広告文
折衷論)
第4章 西欧との別れ―『夏象冬記』(パンフレットの時代
『夏象冬記』について
フォンヴィージンとは?
フランス人は理性を持たない?)
第5章 「魂の語り部」の誕生―『地下室の手記』(思索する男
痛苦な自己批判
棺台の瞑想)

著者紹介

藤倉 孝純 (フジクラ タカスミ)  
1937年、東京都生まれ。1962年、中央大学法学部卒業、同年早稲田大学文学部学士入学。在学中、60年安保闘争に参加、以後70年安保闘争、全共闘運動に参加。「現状分析研究会」、「ヘーゲルを読む会」に会員として参加。現在、「ドストエーフスキイの会」会員、「伊東市国際交流協会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)