• 本

神を戴く西洋世界、神々の坐す日本 文學文化論集

出版社名 彩流社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-7791-2937-7
4-7791-2937-0
税込価格 4,400円
頁数・縦 443P 19cm

商品内容

要旨

「論理は良きものだが、最良に非ず」(トマス・カーライル)。心情に關はる細部を無視し、皮相淺薄な論理で損得勘定に生きる同時代人に對し疑問を呈するカーライル。論理の限界を突破し、「絶對」を探求する精神は益々研ぎ澄まされてゆく。ここに著者は「西洋精神」の激しさの源泉を見た。日歐文化を對比把捉する論集、出來。

目次

1(絶對者を戴く文化、戴かぬ文化―諭吉、カーライル、獨歩、他
“洋魂”の素晴しさ恐しさ―クリスト教を拔きにして歐米主導の國際政治は語れぬ ほか)
2(カーライル『衣服哲學』試論
トマス・カーライルとハーマン・メルヴィル ほか)
3(T.S.エリオットとジョウゼフ・コンラッド―『闇の奧』を巡つて
個性の滅却―T・S・エリオット論 ほか)
4(ソポクレス『オイディプス王』
ジャン・パウル『ジーベンケース』 ほか)
5(福田恆存『私の國語教室』
福田恆存の國語論と保守派知識人―先づ隗より始めよ ほか)

著者紹介

岡田 俊之輔 (オカダ シュンノスケ)  
昭和38年生れ。昭和61年、早稻田大學第一文學部文學科英文學專修卒業。平成8年、早稻田大學大學院文學研究科博士後期課程英文學專攻滿期退學。早大文學部助手、非常勤講師、專任講師、助教授、准教授等を經て、現在、早稻田大學文學學術院(文學部)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)