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宗教・抗争・政治 主権国家の始原と現在

日文研・共同研究報告書 175

出版社名 千倉書房
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-8051-1312-7
4-8051-1312-X
税込価格 3,960円
頁数・縦 210P 22cm

商品内容

要旨

近代国家の内側で機能する法は、宗教との関係を、どう取り結んできたのか。国家と宗教の関係、その地域秩序への統合は如何なるものであるべきか。歴史をひもとき、喫緊の課題に迫る。

目次

序説 国家という身体、その内と外
第1部 近代日本における宗教と政治(宮中祭祀と「国家神道」―象徴天皇の現在とその道のり
筧克彦のキリスト教論―「日本基督教」と「古神道」 ほか)
第2部 主権国家の起点を探る―西洋と日本(知識としての国家―大久保利通の国家像
近世「軍事革命」における正戦論―騎士道学と軍事教育の視点から ほか)
第3部 現代国家と境界の変容―宗教と地域統合(ロールズとハーバーマスにおける宗教と政治
EU市場統合と「社会的市場経済」―複合危機と安定化機能の担い手)
結語 分裂と統合をめぐるリヴァイアサンの歴史とその先

著者紹介

苅部 直 (カルベ タダシ)  
東京大学法学部教授、博士(法学)。1965年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。東京大学法学部講師、同助教授を経て現職。専攻は日本政治思想史
梅田 百合香 (ウメダ ユリカ)  
桃山学院大学経済学部教授、博士(法学)。1968年名古屋市生まれ。名古屋大学法学部卒業後、同大学大学院法学研究科博士課程修了。桃山学院大学経済学部准教授を経て現職。専攻は西洋政治思想史・社会思想史
瀧井 一博 (タキイ カズヒロ)  
国際日本文化研究センター教授、博士(法学)。1967年福岡県生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。神戸商科大学助教授などを経て現職。専攻は比較法史、国制史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)