児童養護施設のエスノグラフィー 「実践」からみる子ども生活の社会学
出版社名 | 勁草書房 |
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出版年月 | 2023年12月 |
ISBNコード |
978-4-326-60365-7
(4-326-60365-8) |
税込価格 | 4,950円 |
頁数・縦 | 185.10P 22cm |
商品内容
要旨 |
現代社会が「子どもの適切な養育」の前提としている「家庭的な養育環境」とは。児童養護施設職員としての参与観察を通じ、施設に住まう子どもたちの生活を社会学的な視点から生き生きと描き、日常生活で生じる様々な「問題」のメカニズムに迫る。第12回程ヶ谷基金「男女共同参画・少子化関連顕彰事業」論文の部奨励賞受賞。 |
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目次 |
序章 施設で生活をする、家族と離れて暮らす |
出版社・メーカーコメント
近代社会が適切な養育の前提としてきた「家庭的な養育環境」とは。フィールドワークを通じ問題のメカニズムを社会学的視点から検討。濃密なフィールドワークを基に児童養護施設に住む小学生の多様性、行為の意味が持つ複数性を分析、施設における生活実践とそこで生じる子ども集団の問題を浮かび上がらせ、その社会学的なメカニズムを描き出す。ケア環境の形態のみに焦点化した家庭−非家庭の二項対立を超え、施設における実践を家族社会学の視座から緻密に分析する。