エラスムス闘う人文主義者
筑摩選書 0271
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-480-01790-1
(4-480-01790-9) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 218P 19cm |
商品内容
要旨 |
中世の大ベストセラー『痴愚神礼讃』の名を知る人は多いだろう。ヨーロッパ文化への貢献者に与えられる栄えある賞に今もその名を残す、西洋知性の粋、デジデリウス・エラスムス。宗教改革をはじめ、世俗権力と教会の対立が顕在化し、争いが絶えなかった狂乱の時代を生きた彼は、つねに学問に打ち込み、「何者にもその道を譲らない」という自らの信条が揺らぐことはなかった。派閥に属さない知性的な態度や人間味あふれる魅力的な人柄、「世界市民」としての生き方を、西欧文化を知悉する著者が憧憬をこめて描き出す傑作評伝。 |
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目次 |
我、何者にも譲らず |
出版社・メーカーコメント
稀代の風刺文学『痴愚神礼讃』を世に送り、宗教改革の狂乱の時代に理性の普遍性と自由な精神を信じ続けた人文主義者エラスムスを描き出す渾身の傑作評伝。