• 本

話が通じない相手と話をする方法 哲学者が教える不可能を可能にする対話術

出版社名 晶文社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-7949-7409-9
4-7949-7409-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 398P 19cm

商品内容

要旨

「この本のテーマは、考えが極端に異なる人と効果的にコミュニケーションをとる方法である。私たちは分断と二極化の時代を生きていて、“主義主張を異にする人々が”互いに話しあうことがなくなっている。このことの影響は広大で深刻だ。オープンにそして正直に話すことを恐れ、共有する問題をともに解決することができなくなり、友愛の情も失ってしまっている」(本書より)―友人や家族との会話、職場での交渉、SNSでの議論。人種や民族、ジェンダー、信仰、戦争、貧困、気候変動。どんな場面でどんな話題を扱うにも、礼節と共感を保ちながら話をするにはどうしたらよいか?よい会話のための入門級の基礎知識から、強硬派・過激派に対処するための達人級のテクニックまで、すべてを網羅した超実践マニュアル。

目次

第1章 会話が不可能に思えるとき
第2章 入門:よい会話のための7つの基礎―通りすがりの他人から囚人まで、誰とでも会話する方法
第3章 初級:人の考えを変えるための9つの方法―人の認知に介入する方法
第4章 中級:介入スキルを向上させる7つの方法―(自分を含む)人の考えを変えるための効果的スキル
第5章 上級:揉める会話のための5つのスキル―会話の習慣の見直し方
第6章 超上級:心を閉ざした人と対話するための6つのスキル―会話のバリアを突破すること
第7章 達人:イデオローグと会話するための2つの鍵―動かざる人を動かす
第8章 結論

著者紹介

ボゴジアン,ピーター (ボゴジアン,ピーター)   Boghossian,Peter
1966年生まれ。アメリカ合衆国出身の哲学者。主たる関心は、批判的思考や道徳的推論の教育に関する理論とその実践。ソクラテス式問答法を活用した囚人教育プログラムの研究によってポートランド州立大学から博士号を取得し、2021年まで同大学哲学科で教員を務めた。意見を異にする人びとが互いの信念や意見の根拠について理性的に話し合うためのテクニックである「路上の認識論」(Street Epistemology)を提唱
リンゼイ,ジェームズ (リンゼイ,ジェームズ)   Lindsay,James
1979年生まれ。アメリカ合衆国出身の文筆家、批評家。テネシー大学ノックスビル校で数学の博士号を取得。宗教やポストモダン思想の問題を分析・考察する論考を多数発表している
藤井 翔太 (フジイ ショウタ)  
1987年東京都生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、テンプル大学大学院教育学研究科修士課程修了。関心領域は応用哲学、教育哲学。現在、テンプル大学ジャパンキャンパス、アカデミック・アドバイザー/講師
遠藤 進平 (エンドウ シンペイ)  
三重県津市生まれ、愛知県名古屋市育ち。慶應義塾大学文学部人文社会学科哲学専攻卒、アムステルダム大学論理学修士課程修了(Master of Logic)。現在、シドニー大学博士課程(Philosophy,PhD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)