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カタチの由来、データの未来 三次元計測の人類史学

出版社名 勁草書房
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-326-24854-4
4-326-24854-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 194P 20cm

商品内容

要旨

三次元計測で考古学・人類学が変わりはじめた!注目の三次元データはどうやって計測して、どう使う?なにが大事?技術からコミュニティのあり方まで含め、学際的アプローチで過去と対峙するノウハウとこころがまえ。みんなでつくる新しい人類史研究へ。

目次

第1章 三次元データを計測する(三次元計測機器と手法:非接触3Dスキャナーによる計測
三次元計測機器と手法:SfM/MVSによる計測 ほか)
第2章 データの公開と共有(再現性の危機
オープンサイエンス ほか)
第3章 三次元データによる研究:方法(なぜデータの取得だけで終わるとダメなのか
幾何学的形態測定学の基礎 ほか)
第4章 三次元データを用いて研究する:具体例(Rを用いた幾何学的形態測定学(ランドマーク法)
古人骨三次元データの数理解析からみえるもの ほか)
第5章 文化の進化パターンとプロセスをつなぐ(遺物のかたちから考える
遺物の数から考える ほか)

出版社・メーカーコメント

平面情報から立体の三次元情報へ。注目の三次元データはどうやって計測して、どう使う?大事なことは?考古学や人類学の実例に学ぶ。特に考古学分野で注目される三次元データ。遺物整理に三次元計測が手軽に使えるようになった。従来の二次元実測図とは異なる活用が期待されるとともに、本書では新しいデータベースとするための計測方法やその解析、保存の問題も議論。さらには人類史研究ならではの学際的アプローチで解釈の「基盤」作りに取り組んだ成果を紹介する。

著者紹介

中尾 央 (ナカオ ヒサシ)  
南山大学人文学部准教授。専門は哲学。2013年博士(文学、京都大学)。総合研究大学院大学助教などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)