• 本

グローバリスト 帝国の終焉とネオリベラリズムの誕生

出版社名 白水社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-560-09398-6
4-560-09398-9
税込価格 5,280円
頁数・縦 378,114P 20cm

商品内容

要旨

ネオリベラルとは、市場原理主義者ではなく、実は、市場を包み込む“制度構築”を重視する専門家集団である。彼らは、国民国家に分かれた“政治”と世界で一体化した“経済”のあいだで均衡を保つ国際的な連邦を構想しながら、“経済憲法”を通じて世界秩序を実現しようと試みてきた。本書は、ハプスブルク帝国の灰塵のなかに始まり、WTOの創設で絶頂を迎える“知的プロジェクト”として、ネオリベラルなグローバリズムを読み解く知的論争の書である。

目次

序章 世界の諸秩序について考える
第1章 壁の世界
第2章 数字の世界
第3章 諸連邦の世界
第4章 諸権利の世界
第5章 諸人種の世界
第6章 諸憲法の世界
第7章 シグナルの世界
終章 単一の国民の存在しない人びとの世界

出版社・メーカーコメント

この40年、散々語り尽くされてきたネオリベラリズム。グローバリズムの起源と変遷を問い直す、新たな政治経済の語りへ。

著者紹介

スロボディアン,クィン (スロボディアン,クィン)   Slobodian,Quinn
1978年生まれ。カナダ出身の歴史学者。2008年、米ニューヨーク大学PhD。米マサチューセッツ州ウェルズリー・カレッジ歴史学教授を経て、現在、ボストン大学パーディー・スクール国際関係史教授。専門は、ドイツ史および国際関係史
原田 太津男 (ハラダ タツオ)  
1964年生まれ。大阪市立大学経済学研究科博士後期課程退学。現在、龍谷大学経済学部教授。専攻は世界経済論
尹 春志 (ユン チュンジ)  
1967年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。現在、西南学院大学経済学部教授。専攻は世界経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)