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自伝的革命論 〈68年〉とマルクス主義の臨界

出版社名 言視舎
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-86565-262-8
4-86565-262-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 409P 19cm

商品内容

要旨

はじめて系統的に記述される笠井潔の「革命家」時代。“68年”精神が切り拓いた地平と「未決の問い」。市民社会的に微温化して延命をはかるマルクス主義をまっこうから拒絶する、半世紀前から変わらない圧倒的な思考と理論構築。そして、いままた21世紀の「革命」を問う。「黒木龍思」名で発表された論文とその時代背景についての新稿を付す。

目次

1967年 少年ファシストの安保体験
1968年 階級形成論の方法的諸前提
1969年 戦術=階級形成論の一視点
1970年 革命の意味への問いの究明
1971年 戦後解体期の時代精神―長崎浩論
1972年 日本革命思想の転生―近代主義革命思想への“ロマン的反動”批判
「近代世界」の基礎構造と「第三世界解放革命―世界共産主義」
1974年 ふたたび「革命の意味」を問うこと

著者紹介

笠井 潔 (カサイ キヨシ)  
1948年東京生まれ。79年『バイバイ、エンジェル』でデビュー。98年編著『本格ミステリの現在』(国書刊行会)で第51回日本推理作家協会賞評論その他の部門を受賞。2003年『オイディプス症候群』(光文社)と『探偵小説論序説』(光文社)で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)