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すばらしい孤独 ルネサンス期における読書の技法

出版社名 白水社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-560-09399-3
4-560-09399-7
税込価格 6,930円
頁数・縦 295,67P 20cm

商品内容

要旨

本は魂の鏡となり、読む人の精神をも映し出す。ルネサンス期の知識人にとって、著書は「魂の肖像」であり、読書は古の知性との対話だった。ペトラルカ、マキャヴェッリ、モンテーニュら著名な文人の著作に、当時の読書のあり方を見る。カラー図版55点収録。

目次

第1章 ペトラルカ―図書室という魔術的空間
第2章 身体としてのテクストと古代の人々の復活
第3章 肖像、あるいは作者を見たいという望み
第4章 「精神のありのままの像を映し出さないなら、その鏡は偽りとなる」―読むこと、書くこと、そして自我の確立
第5章 「古の人々が集う古の宮廷に」―マキャヴェッリからヴェットーリへの手紙
第6章 モンテーニュの塔
第7章 「想像力とは内なる感覚なのだから」―タッソと読書にともなう危険
補遺 「孤独の中のコミュニケーションである読書のすばらしい奇跡」―ラスキンとプルースト

出版社・メーカーコメント

著書は「魂の肖像」であり、読書は古の知性との対話だった。モンテーニュら著名な文人の著作に、ルネサンス時代の読書のあり方を見る。

著者紹介

ボルツォーニ,リナ (ボルツォーニ,リナ)   Bolzoni,Lina
ピサ高等師範学校名誉教授。ニューヨーク大学、ハーヴァード大学ほか、欧米のいくつもの大学でイタリア文学を教えている。本書で2019年に、イタリアの学術・文芸への功績に対して授与されるデ・サンクティス賞を受賞した
宮坂 真紀 (ミヤサカ マキ)  
東京大学大学院総合文化研究科博士課程、博士(学術)。専門は十八世紀イタリア文学。京都産業大学文化学部国際文化学科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)