• 本

ポストコロナにおける中国の労働社会

出版社名 日本経済評論社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-8188-2654-0
4-8188-2654-5
税込価格 4,510円
頁数・縦 246P 22cm

商品内容

要旨

市場経済の急速な展開、とりわけコロナ禍を契機に習近平政権下の労働社会はどう変化したか。農民工=非正規労働者や職業教育、労使関係の実態などを通して解き明かす。

目次

序章 ポストコロナ時代における中国の労使関係―「集団的」なものから「個別的」なものへの逆行か?
第1章 中国プラットフォーム雇用における不完全なる労使関係―その性質と規制
第2章 中国の工会―現状と課題
第3章 中国の生産拠点における従業員参加メカニズム―プロジェクトの現場から
第4章 福祉国家中国と商品化サイクルにおける出稼ぎ労働
第5章 デジタル時代の新しい働き方に関する証言と課題―「外売騎手」を事例として
第6章 中国における非正規労働者の就業状況と課題―家計調査データを用いた実証分析
第7章 中国における技能労働者不足と職業教育不振のジレンマ―職業系高校の就職と進路をめぐる考察
第8章 労働をめぐる社会意識の変化と習近平政権
第9章 中国の女性たちによる性暴力と構造的な差別への反発―浸透する#MeToo運動、法整備の問題

著者紹介

石井 知章 (イシイ トモアキ)  
明治大学商学部教授。1960年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。政治学博士。(社)共同通信社記者、ILO(国際労働機関)職員を経て現職。スタンフォード大学客員研究員(2007‐08年)、コロンビア大学客員研究員(2017‐18年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)