頭上運搬を追って 失われゆく身体技法
光文社新書 1303
| 出版社名 | 光文社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2024年3月 |
| ISBNコード |
978-4-334-10252-4
(4-334-10252-2) |
| 税込価格 | 946円 |
| 頁数・縦 | 252P 18cm |
商品内容
| 要旨 |
今の日本では、ほぼ失われつつある身体技法「頭上運搬」。かつては日本各地で行なわれており、高齢の方の中にはその記憶をとどめている人もいる。経験した方は、「誰でもできた」「やろうと思えばできる」と言う。しかし、他の身体技法や知恵と呼ばれるものと同様、その経験が三世代も途切れると、後の世代には想像もつかないものとなる。ある身体技法ができる、ということはどういうことか。なぜできるようになるのか、なぜできなくなるのか。それをしていた頃としなくなってからの、自らの身体への理解や意識に差はあるのか。本書では、沖縄や伊豆諸島をはじめ日本各地や海外に頭上運搬の記憶と痕跡を訪ねる。話題は生活と労働を支えていた身体技法へと広がる。 |
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| 目次 |
1 失われゆく身体技法(三世代―知恵は見事に消える |



出版社・メーカーコメント
世の中の発達とともに失われていった身体技法は、疫学研究者である著者の興味をひいてやまない。ある身体技法ができる、ということはどういうことか。なぜできるようになるのか、なぜできなくなるのか。本書では今はこの国でほとんど失われてしまった身体技法「頭上運搬」の記憶を追う。沖縄や伊豆諸島をはじめ日本各地や海外にその痕跡を訪ねつつ、話題は着物や伝統衣装、お産のほか、生活と労働を支えていた身体技法へと広がる。